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Vol.2 | |||||
1997年1月1日 新年。(生きて、新年を迎える) 私は朝5時ごろロビーに出ました。 ロビーには誰もいません68人病棟のほとんどの患者が正月を家で過ごすことを 許可されており、いつも6、7人いるロビーもこの時ばかりは私1人きりです。 孤独と絶望感の中、窓の景色をみな がら、煙草を一服吸うごとにこぼれる涙を拭いていました。 朝になると、白血病の男の子のお母さんがおせち料理を 持って来てくれました。ありがとう……。 1月中旬のCT検査の結果腫瘍はまた少し小さくなっていました。 先生に、あと3クールは通院にて治療すると言われ、1月26日退院することになりました。 退院の日の朝、K先生が部屋に来られ経過説明をしてくれました。 皆も納得してくれ、ロビーは涙でいっぱいでした。(皆さん、ありがとう・・・・。) 病院から表に出たときは、山や木々が本当に綺麗に見えました、花も今までは綺麗だと思って見たことがなかった のですが、このときからは感動して見れるようになりました。(食欲出てくる、体重52キロ)
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以後3ヶ月に1回のCTレントゲン。 「腫瘍の大きさ変わらず。」 それから11ヶ月後の1998年3月13日に大変なことが起こりました。 CT検査の結果、私の身体にあった沢山の腫瘍が全て消えていたのです。 先生も驚きの表情。 |
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私もCT写真をじっくり見る。本当に腫瘍が消えてる・・・。(自分でも不思議) 血液検査の結果も長年わずらっていた、糖尿病による高い血糖値もほとんど正常値に戻っていました。 自分なりに色々と勉強し、いろいろな健康食品を摂り続けたのが良かったのか、はっきりとは分かりません。 しかし1つだけ言えることは、この検査前の11ヶ月間は病院での治療や投薬は一切受けていなかったと言う ことです。 退院後、私のような者にでも何か出来るのではと考え、私の体験やガンについての情報等を送ってきました。 私は西洋医学を否定するのではなく、むしろ、それが「必ず良い治療」を見つけてくれると信じています。 私は「良い健康食品や東洋医学(漢方)」で、その 補助の役目が出来るのではと考えています。 DNA配列の解析も2003年頃までにおわるでしょう。 その後臨床試験などにもう2〜3年、2006年頃にはガンは死の病ではないかもしれません。 その時までガン患者 どうしが、いろんな情報を持ちより延命すれば何とかなるかも知れません。 その一助になれれば、私のやっている事も 無駄ではないと思います。 そうこうしている間にも、私の自宅にいろんな人から相談の電話が多く来るようになりました。 先生の紹介や東北の温泉で療養中に私の噂を聞いて電話をかけてくる人、知人の伝手で電話をかけてくる人などです。 車で行ける距離の人達には仕事が終わってから駆け付けました。 多くの人の質問は、平山さんは「何を飲んでいたのですか」に集中していました。私自身、5種類の健康食品を飲んでいましたが、4種類については以前からずっと飲んで おり、その時のレントゲン検査ではガンが消えるということは無かったのです。 しかし最後の1種類を加えて飲んだ1ヶ月半後の検査(3月13日)でガン(腫瘍)がすべて消えていたのです。 |