ペルー珍道中 クスコ・マチュピチュ編

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Vol.5

見どころ
太陽の神殿、月の神殿、コンドルの神殿、主神殿、三つの窓の神殿、王女の宮殿、太陽の門、儀式の石、陵墓、墓地、インティワナと言われる日時計、水汲み場、アンデネス(段段畑)などがあります。


しばしの感動のあと、

次に太陽の神殿、
月の神殿、コンドルの神殿、
王女の宮殿やインティワナ
(日時計)など見学する。

かなり大きな石もあり、機械もない時代にどうやってこんなに高い所まで運んだのか不思議だ。



アンデネス→


少ない時間で一杯見て歩き疲れたので椅子のあるところで一休みすることにした。
長椅子にはいっぱい外人さんがいたが笑顔で椅子を詰めてくれて「〜〜どうぞって」。
私達「グラシアス」。多分「フランス人の方達でした」。

(読者の皆さん、何でフランス人だと解るのかって?)
そりゃー判りますよ。タコハポーン!イカジュポーン!て言ってたもん。
これ判らない人はほっときますよ!(タコの足は8本、イカの足は10本)

そろそろ山を降りる時間がきたのでバスに乗り込む。

ハイラム・ビンガムロードにさしかかった時、山道から「グッバーイ、さよなら」の声が聞こえ、少年が手を振っている。

それはインカ時代のチャスキを着た少年の声だった。バスに乗っている客も皆、手を振って少年に挨拶する。

そしてバスは山を下りて行く。次のカーブ地点ではまた同じ少年が「さよならー、グッバイ」。

また山を降りては同じ少年が「グッバーイ、さよならー、」。何度か同じ光景に乗客も不思議がる。

この道(ハイラムビンガムロード)はジグザグになっていてUターンしながら山を降りてゆくようになっていて、それを少年は垂直に山を駆け下りていることがようやく判った。「それにしても早い」。

山道も最後のカーブに指しかかると「バスは一時停止」。
すると息を切らしたチャスキ少年とオバさんがバスに乗ってきて、チップを要求するのでした。
なーんや、運転手と少年、おばさんはパートナーで、「あんた達グルやったんか」。

それでも乗客の半分は一生懸命走った少年に敬意を評しチップを渡しました。

しかし面白いのは、日本語と英語の「さよならー、グッバイ」とはー。
(世界の言語数有れど)

バスは駅付近に到着。

ここはいろんな雑貨類やお土産店が有り、
現地の人達は特に日本人はよく知っていて子供の売り子達は私達にずっとついて来ます。
(欧米人には少し声をかけるだけで、付きまとわないのです)

その子供達は日本語で
「お兄さん、お土産買って、買って」。

何で日本語知ってるのかなぁーと思ったがやっぱり日本人のお土産好きはどこでも世界共通なのでしょうね。

仕方なく一人の子供からオカリナを買うと、ここぞとばかり一斉に子供達に囲まれ
「笑顔で私のも買って、買って」と言われ私は18個買うハメに。Oさんも6個。

次は雑貨店廻り、インカ織物やバッグ類、楽器類、いろんなお土産がある。

ここからはOさん(達人?)の独壇場,。
「Oさん、気に入った物は、とことん値引き交渉」。

店の人も一歩も引かない構えだが交渉開始。(Oさん宣戦布告!)
(私も横で、しばらくその光景を眺めていたのだが、双方共ゆずらないしコカコーラを飲みながらブラブラ)

店に戻るとまだ交渉中。

(Oさん)そんなのむちゃくちゃ高い、もっとまけなきゃ買わない!

店の人も負けてはいない。絶対これ以上値引きは無理だ!

しかし、Oさんも頑として譲らない!10分、20分 延々この繰り返し。
(私、不思議?同じお土産が隣の店や近くの店に一杯売ってるのにー?)

店員との交渉が行き詰まっているようなので、
(私)Oさんに時間もあまり無いし、足りない分は私が払うからって言ったら怒られた。

そして延々交渉の末、Oさんの判定勝ちでニコニコ顔。(さすが達人!)

マリオの店の前で。
そこにガイドのマリオがやって来て、
ヘリの出発時間はまだ少し早いとのこと。

二人共、
お腹が空いていたのでマリオが経営しているレストラン(食堂)でスパゲッティーを食べる。

中々美味しかった。

そろそろ時間もきたのでヘリの駐機場へ向かうが、物売りの子供達に延々付きまとわれる。
「ねぇー、お兄さんお土産買って。買って。」
こちらも小さな子供達なので笑顔で「もうさっき買ったでしょ、もういらないよ」と身振り手振りで伝えるのだがいっこうにお構いなし。ヘリの駐機場までついてこられた。

約束の時間にヘリの駐機場に着いたのだが、一緒に来た人達はまだ誰も帰ってこない。
パイロット達もいない。
律儀に時間を守るのは悲しいかな日本人の私達だけ。世界では通用しないのである。

約束の時間を30分過ぎたあたりから、チラホラ帰ってきた。

その後、ヘリコプターでクスコへ戻る。

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