白血病

治療薬情報

「慢性骨髄性 9割に効果」  白血病治療薬 スピード承認   慢性骨髄性白血病の約9割を治療できるという
新世代の抗がん剤「グリベック」 が5日、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会薬事分科会で医薬品として承認されました。

臨床試験
白血病・乳癌・肺癌ワクチン 臨床試験へ  大阪大学医学部、杉山治夫教授グループ
癌細胞だけを効率的にやっつけるように活性化する「癌ワクチン」の臨床試験試験。
注射を打つだけなので患者への負担が少ない。

白血病の種類

急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、成人T細胞白血病、慢性骨髄性白血病、
慢性リンパ性白血病があります。

症状の注意点
*正常白血球減少による症状  治りにくい感染症(口内炎、肺炎、尿路感染)、原因不明の発熱

*赤血球減少(貧血)による症状  顔面蒼白、息切れ、動悸、全身倦怠感など

*血小板減少による症状 皮下出血、粘膜出血、歯肉出血、消化管出血、性器出血、脳出血など

*頸部、わきの下、足のつけ根の腫れ、肝臓や脾臓がはれることもあります。

H11年度死者数約7370人。


治療法

化学療法(抗がん剤) 抗がん剤は内服薬または静脈注射薬があり、一般的に2種類以上の抗がん剤を一緒に使います(多剤併用療法)。
通常1週間〜10日前後、連日の抗がん剤治療を行います。この治療の結果が予後を決定する可能性が高いため、強力な治療により副作用もかなりの頻度で認められます。
放射線療法 脳や、脊髄などの中枢神経に浸潤している場合は(中枢性白血病)、先に述べた髄注に加え、脳や脊髄に対して放射線療法も行うことがあります。放射線はX線や他の高エネルギーの放射線を使い、一般的に1日1回、週5回照射し、約2〜3週間治療します。
骨髄移植療法
自家造血幹細胞移植
健康な方からの移植(同種移植)が一般的ですが、自分自身からとっておいた造血幹細胞を移植する自家移植療法も行われています。

同種骨髄移植=白血球の型(HLA)が全部、またはほぼ一致した造血幹細胞提供者(ドナー)から正常な造血幹細胞を採取します
大量化学療法後、
採取した正常の造血幹細胞を、静脈から輸血のように体内に入れ、破壊された骨髄と入れ換えます。
同種骨髄移植は全身状態が良好で臓器機能が正常であれば、50〜55歳までは施行可能とされています。

自家造血幹細胞移植=あらかじめ自分の骨髄や血液の中の造血幹細胞(赤血球、白血球、血小板のもとになる細胞)を採取し、凍結保存しておきます。そして大量化学療法や全身に対する放射線療法を施行した後に、この造血幹細胞を点滴で身体に戻します。自家造血幹細胞移植は同種移植のためのドナーが見つからない場合に施行されることが多い。


化学療法(抗がん剤)・放射線療法の副作用(ガンセンター情報)
白血球、赤血球、血小板の減少、肝機能障害、心機能障害、腎障害、皮膚障害、粘膜障害(口内炎、食道炎など)、肺障害、視聴覚障害、膀胱炎、出血、発熱、嘔吐、食欲低下、便秘、下痢、痺れ、鬱、不眠、脱毛など


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