海外製造輸入製品・注意点2
紫イペ(別名、タヒボ、パウダルコ、他)はアマゾン薬用植物として高い人気を持っています。しかし、その一方で、不十分な品質管理や、どの部位を使用すべきか、或いは加工方法において
様々に異なる意見があることから、その人気と用途については議論の的となってきています。
タベブイア属には数多くの種類が存在し、また「紫イペ」と偽って全く別の樹木、それも薬効が
ほとんどないものが流通していることもあります。
床材として製材所の床に転がっているマホガニーの切端でさえ、匂いや色が似通っているという理由で、
紫イペとしてブラジルより輸出されているケースもあります。
過去に行われた調査では、紫イペとして販売されている12種類の製品を対象に検査を行ったところ、
紫イペ特有成分の含有が確認されたのがたった1つの製品だけであったという残念な結果が報告されています。
この調査結果から、その製品が原料として使用したものが紫イペでないか、あるいは有効成分の
抽出過程や運搬過程で生じたダメージにより紫イペ特有の成分が損なわれたと推測することができます。
ほとんどの研究やリサーチでは、紫イペの芯材の部分が調査対象とされている一方で、
現実的に商業レベルで入手可能な部分は、紫イペの芯材の部分が建築材などとして加工された後に残される、
外側或いは内側の樹皮の部分である場合が多い。
少なくとも南米では10種類のタベブイア属の樹木が建築材などの用途で伐採されていることから、
様々な種類の「紫イペ」が薬効作用のあるハーブ商品として流通している可能性を否定することはできません。
ナスカ社での原料サンプル含有成分・分析値(日本)からも、成分含有量に著しい違いがあることから、
上記記事内容は非常に信頼性の高い記事と考えております。
■皆様もご存知のように輸入食品類が近年問題となっております。 ナスカ社では海外原材料メーカーが提示してきた品質表示書類には完全信頼をせず、 「日本で行った分析試験結果を最重要」とし、弊社基準に適合した原材料のみを輸入しております。
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